オーリンズ ネジ式車高調整 【取付易さ】 【満足度】

【購入動機・取り付け】

DTMのを買ったときよりも、最近はさらに選択肢が増えてるので何にするか。
GさんのHKSに負けず劣らずのしなやかさを持ち、かつ競技にも大期待が持てるブランドといえば・・・。 やっぱりエナペタル。いまいち実力不明なアラゴスタ。定番のオーリンズ。このくらいかな。 そもそも今のを買うときに素直にエナペタルを選んでおけば・・・という後悔を振り切って・・・決めました。"OHLINS”。 やっぱり「全日本では6割が・・・」の宣伝文句にやられてしまったのと、企画販売してる「コスミックガレージ」というお店がまっとうな競技系もやってるようなので、妙な慣れ売りもなくて安心できそうだったし。(失礼)

ということで早速メールで問い合わせ。希望に応じた仕様に作ってくれるとの事なので、こちらの使い方やら現在の仕様やらをやりとりし、 リアはショックサポート装着を前提にDTMよりも更に少しだけショートストロークを希望。 ただし、実測してみないとわからないということで、川口にあるお店までいってストローク測定。減衰値は今ほど強くなくても良いのでは。 ということで、バネレートにあわせたオーリンズ標準でオーダー。 そういえば、こいつの減衰値聞くの忘れてた。 フロントのスプリングアッパーシートのほかに、クスコのピロアッパーと、スイフトのスプリングも同時にお願いしてフルセットに。 あとは、約1ヵ月後の仕上がりを待つのみ。

来ました♪ 予定どおり約1ヶ月でやってきた。 バラバラの状態で送ってもらい、期待とともに開封・・・ ん〜、HKSに負けず劣らず美しい。地金にブルーのロゴが誇らしげにあしらわれ、リアの別タンが一段上の機能美を主張する・・・なーんて書くといよいよ変態の域か(笑)。
が、フロントのケースを見るとなんとなく違和感が・・・・「全長調整じゃなかった」(・ ・;) 。 今の今まで勝手に思い込んでいたが、ブラケットは美しい溶接でしっかり固定されている。 まあ、もともと車高を弄繰り回すほうではないので、それほど影響はないか・・・でも、もし車高が高かったら嫌だなー。 とか思いつつもプラモデル感覚で組んでいくと・・・。あれ? アッパーマウントの調整ボルトがシートに干渉してる・・・。んー、飛び出たボルトがかなり長くて干渉する模様。こりゃー短いボルトを買ってくるしかないのかあ。 と、何気にアッパーマウントの説明書を見ようと箱をひっくり返したら、ん? 何やらビニールに入った小さくて黒い輪っかが2つ、ふたの裏に張り付いてる。 で、説明書をよーくみて見ると「カラー装着の場合は・・・」とか。 ということであっけなく解決。私の注意不足でした。

組みあがったオーリンちゃんを見てみると、再び「美しい♪」。 まあ、何を隠そうわたくし、相当な「工業製品フェチ」でして、こういうのはいろいろな角度から眺めたり、細かい溶接の整列具合を目で追ったり、バリ取りがされたであろうエッジの部分をさすってみたりと、かなりの時間を悦に入ってしまう。( くどいけど変態ではない・・・)。
まあ、そんなことは置いといて早速装着。 今日ははるばるkaiくんも手伝いに来てくれるんでオイルやエレメントも合わせて一気に交換してしまおう♪ と、まずはちゃっちゃとオイルを抜いてエレメントも交換。 そのまま DTM を取り外し、リアからの装着!・・・・・「あれ?」・・・。下側のカラーがブラケットに入らない。 kai君が猛然とこじって入れようとするものの入る様子無し。どうやら少しだけカラーが大きいらしく、プライヤーでブラケットを広げながら何とか装着。 まあ、ご愛嬌で。
で、今度はフロントの装着。 と、今度はフロントのブラケットにナックルが・・・入らない。 こちらはリアと違って2重の頑丈なブラケットなので広げようにも簡単に広がるはずがない。 手持ちの工具でいろいろとやってみたが全く動じる気配はなく、仕方なく近くのホームセンターまで行き、ブレーキリムーバーみたいなものをイメージしながらいろいろ探してみるが、使えそうなものが意外と無い。店員さんにも相談して、「2〜3センチぐらいの幅に入れて広げられる奴」をあれこれ応用も考えながら必死に探すも見つからない。 こりゃー諦めるしかないかな、と帰ろうとしたところで気になるものを発見。 見た目は50cmほどの長ーい棒に何やらスクリューネジと台座がついている・・・もしやこれを応用すれば・・・ということで、値段も安かったのでお持ち帰り。 で、早速チャレンジしてみたところ工具が壊れそうな寸前で何とか開くことに成功して無事装着。 はあ〜長い道のりだった。 ちなみに救世主となった工具は「ハタ金」という、全く異なる用途に使うもの。


【インプレッション】

さてと、うわさのオーリンズとはどれほどのものか・・・と家の周りで試乗してみると、「ほほぉ、確かに違う」。 以前にコペン本のインプレにも書いてあり、それを見たときは単なる宣伝文句くらいに思っていたが「このサスは10mも走れば違いがわかる」というのは嘘ではなかった。
もちろん期待値も含まれるので多少はひいき目があるとは思うけど、それでもよーくわかる。 横に乗ったkai君にも「高級車になった」とのお褒めを頂いた。 適切な言い方かはわからないが、「路面を滑らかにトレースする感覚」といって過言ではない。ちなみに今回のサス、フロントはDTMよりさらに硬くして9kg、リアは5kgのままだから、普通のダウンサスに比べたら倍くらいのレートなんだが、それでもこの乗り味が出るというのがすごい。 やっぱり定番というのは侮れないのだね。

〜番外編〜

以前使っていたDTMの車高調は最大4度までネガキャンが可能で、実際には3度ちょっとで使ってた。 コペンの場合、アッパーマウントの調整ではどのメーカーでも2度弱しかつかないらしく、今回組んだクスコのそれも同じ程度。 そこからさらに寝かせるためにはブラケット側での調整が必須ということで、オーリンズの製作の際に下穴位置を若干ずらしてもらったが、それでも+1度が限界との事 (かなりの安全マージンを取ってる)。
で、約2年ぶりにお世話になります>偏芯ボルト。
以前、ダウンサスのときに「マジキャン」を使ってたが、今は流れ流れてG号の足元に。 ということで新品を買うことに。で、・・・これ!!

http://www.ads-wired.com:80/

ずいぶん前に偶然ネットで見つけたとこのやつ。 全く聞いたことの無いメーカーだし、大丈夫かと思いきやサイトを見る限りでは足回りパーツをかなりの数リリースしてるし、他の走り系サイトでもちらほら出てくるので問題なさそう。少し前に知り合いのコペンにも導入したけど全く問題なく使っている模様。
そして何といっても某○-sportsの商品と酷似してます(笑)。 だけど値段は・・・ヽ(#`Д´)ノ
同じ製品なのか、OEMかどうかは知らないので買う人ご自身でご判断ください。


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